洗濯機回りを清潔に保つには
洗濯機から発生する静電気がホコリを呼び込む
浴槽近くにある洗濯機は、気がつくとあっという間にホコリまみれになってしまっている場所です。
これは電化製品である洗濯機が、使用をすることによって静電気を発生させ周囲のホコリを吸着してしまうという特性を持つからです。
さらに洗濯機の周辺にはタオルや足ふきマットなどの繊維が飛びやすい布類が多く、乾燥機があるとホコリが撹拌されてますます吸着しやすくなってしまいます。
普段から洗濯機をあまり清掃していないという人は、ちょっと洗濯機の裏側を見てみてください。
おそらくかなりの量のホコリが背面に付着していたり、排水ホース周りがひどく汚れた状態になってしまっているのではないかと思います。
大量のホコリは洗ったばかりの洗濯物に付着がしやすく、集まったカビ類が濡れたままの衣類についていって繁殖し悪臭を生み出すことにもなってしまいます。
洗濯機の清掃は移動が難しくなかなかしょっちゅう行うことができない作業ですが、定期的に移動をし外周を丁寧に拭き掃除しておくようにしましょう。
洗濯機を洗う場合の手順とは
家庭用洗濯機の平均的な重さはだいたい35kgと言われています。
35kgというとかなり重いように感じますが、洗濯機は動かしやすいように構造を工夫されている製品が多く、意外に簡単に動かすことができたりします。
手順としてはまず洗濯機の内側にある水をしっかり抜きます。
いわゆる洗濯機の水抜きと言われる作業で、取扱説明書にやり方が必ず記載されているはずです。
手動で行う場合には給水ホースを抜いて少し本体を傾けるようにするのですが、よほど昔の洗濯機でなければ大抵は特定のボタンを押せば自動的に水抜きをしてくれるようになっています。
清掃をするときには安全のために電源を切ってコンセントを抜き、軽く左右に振るようにながら洗濯機の位置を動かします。
ただ大型の洗濯機などは女性が一人で動かすのはかなり困難なので、もし戻せなくなる危険があるときにはあまり無理をせずプロの人にお願いをした方がよいかもしれません。
全部を動かさなくても、フローリングワイパーなどを使えば隙間に差し込んで裏側をキレイにすることも可能です。
洗濯機の外周全体を家庭用洗剤を使用しながら丁寧に拭き取ったら、洗濯槽のヘリや扉の部分のホコリもキレイにしていきます。
水垢が固着してしまっている時にはクエン酸入りの洗剤を使いながら歯ブラシのような細かいブラシを使用してこすり落としていきましょう。
洗濯槽の中にはカビが発生しやすいため、定期的に洗濯槽クリーナーを使って洗浄をするのもおすすめです。
槽の中に水をたっぷり貯め、そこにクリーナー製品を所定の分量入れてしばらくつけ置きします。