コンロの油汚れ、すっきり落とすには? 

コンロ周りの汚れ

お部屋の大掃除の定番テクニック

年末の大掃除の時に最も苦労する場所の一つとして挙げられるのがレンジ周りです。
キッチンのガスレンジは毎日の料理で油が相当付着してしまっているので、簡単にはキレイにすることができません。

普通の住宅用洗剤を使ってもベタベタ感が完全に取れないということも珍しくないため、徹底的にキレイにするためには專門のテクニックが必要になります。

レンジ周りは換気扇、トイレ、お風呂場と並ぶ掃除が難しい場所であり、プロの清掃業者が独自のノウハウを持って業務にあたります。

そんなプロも使っているテクニックをマスターすれば、一気にお掃除スキルを高めることができます。

まずガスレンジをキレイにするためにはそれぞれの部品を分解していきます。
火が出るコンロ部分は取り外しが可能なので、五徳、受け皿と一緒にレンジから外してお湯につけ置きをします。

このときバケツに40度くらいのお湯を入れ、住宅用洗剤(マジックリンなど)でキッチン用として販売されているものを少し混ぜておくとより効果的です。

半日くらいつけておくと汚れがすっかり浮いてくるので、スポンジやたわしなどを使ってこすればみるみるキレイになります。

レンジの台座は重曹で落とす

問題はつけ置き洗いができない台座周りです。
レンジの台座部分にははねた油がこびりつき、雑巾やティッシュでこすっても油が伸びるだけでキレイに落ちてくれません。

そこで強力な武器となるのが「重曹」です。
「重曹」は炭酸水素ナトリウムのことですが、料理にも頻繁に使用されます。
ドラッグストアやホームセンターに行けば100円台で簡単に購入できるので一袋家に備えておくことをおすすめします。

参考>>重曹の使い方:基本の使い方とキッチン

使い方としては100均で購入などしたスプレーボトルに水を入れて重曹を少々溶かし込むだけでOKです。
汚れがひどい場合には重曹を多めに水を少量加えてペースト状にして使用します。

油汚れは酸性であるため、アルカリ性を持つ重曹を加えることで簡単に剥がれてくれるのです。
水に溶かす時には40度くらいの温めのお湯を使い、100mlに対して小さじ1くらいで十分な効果があります。

汚れのついている台座にスプレーを吹き付け、ティッシュやキッチンペーパーで拭っていけばあっという間にキレイになってくれます。

細かい部分にまで汚れが入り込んでいるときには、歯ブラシを使用してこそいでいけば簡単に汚れがとれます。

作業が済んだらもとどおりにコンロを組み立てていくのですが、このときコンロ口が濡れたままになっているとうまく着火することができません。

はめ込みが不十分だと燃焼が不完全になったりうまく均等に火があたらなくなってしまいますので外すときには戻し方を覚えておくようにしましょう。