玄関のタイルを掃除するコツ

玄関タイルの掃除

玄関たたきの清掃はほうきより掃除機が楽

玄関の靴を脱ぐ部分のことを「三和土(たたき)」と言います。
玄関たたきは古い日本住宅では「土間」と言われてきた部分で、コンクリートもしくはタイル敷きになっていることが大半です。

土足厳禁の住宅においては靴を履いたまま入れる境界となるので、外から持ち込んだ砂やホコリなどがよく入り込んでしまいます。

はたきをタイル敷きにしている住宅においてはタイルの隙間にゴミが入り込みやすく、掃除を雑に行っていてはキレイにすることができません。

玄関掃除というとほうきで掃き出し、水洗いをするというのが主流な方法だったのですが、賃貸住宅など十分に水が使えないところではできにくいという欠点があります。

そこでおすすめなのが水を使わない清掃方法で、掃除機を使って乾いた泥や砂利をキレイに吸い取り、その後に絞った雑巾で水拭きをしていきます。

水を流せる戸建て住宅であっても、毎回の掃除で水を流していると日当たりの悪い玄関に湿気を呼び込むことになってしまいます。

ほうきを使用した場合もホコリが上に舞いやすく、掃除をしても完全にキレイにならないことがよくあります。

掃除機は水濡れをしていると故障の原因になってしまうので乾いた天候のよい日を選び、こびりついた泥などは雑巾で丁寧におとしていくようにしましょう。

基本的に住宅用洗剤は不要

玄関はホコリやゴミが生じやすい場所ですが、皮脂汚れや油汚れが発生することは滅多にありませんので、基本的には水拭きだけでOKです。

掃除をする時にはまずたたき部分にある靴を新聞紙を敷いたフローリングなどに一時退避をさせ、広くなったところで作業をしていきます。

掃除機をかけたあとにはバケツに水を入れて絞った雑巾で丁寧にタイルを拭いていきます。
タイルは白っぽいものの場合茶色く変色をしてしまっていることもあるので、丁寧に水拭きをして色が戻るかを見ていきます。

水だけでは黒ずみが取れない場合には酸性の洗剤を用いてこすっていきます。
一般的な住宅用洗剤はアルカリ性となっているので、下足箱やフローリングに使用した洗剤をそのまま玄関タイルに用いるのはNGです。

酸性洗剤としては「玄関タイル落とし用」として販売されているものを購入するのがおすすめですが、住宅用のものでも酸性であることが明記されていればそちらを用いても大丈夫です。

酸性洗剤はそのまま長くタイルに付着していると傷みの原因になってしまいますので、キレイになったあとには水を使って流すか水を多く含んだ雑巾で丁寧に拭き取るようにしましょう。

デッキブラシでこすってもなかなか落ちない汚れも専用洗剤を使用すればびっくりするほど簡単に落とすことができますよ。